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AGAと喫煙

あなたは、喫煙でAGA(男性型脱毛症)を悪化してしまうことを知っていますか?健康を害するタバコはAGA以外の病気の原因にもなります。今回は、喫煙することにより、体内でどのような症状が引き起こされているのか、その症状がAGAにどのような影響を及ぼすのかを、お話ししていきたいと思います。

AGAとは何なのか?

AGAとは、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。AGAの方は、全国に1260万人居るというデータが報告されています。早い方で思春期を過ぎたころから額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。一般的には、遺伝やホルモンの影響などが主な原因ですが、AGAは皮膚内で毛髪を作り出す毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまうことが原因で、薄毛や抜け毛が進行していきます。AGAは進行性の脱毛症であるので、何もせずに放っておくと髪の毛の本数は徐々に減っていきますが、完全に髪が無くなるのではなく産毛は残ります。毛包が存在している限り、髪の毛は太く育つ可能性が残っているため、少しでも薄毛や抜け毛が気になれば、AGA治療の医療機関に行き早めのケアが必要になります。

タバコによって引き起こす症状とは?

タバコを吸うと体内の活性酸素を増加させ、身体を著しく老化させます。肺がんの原因になったり、そのほかにも心筋梗塞や動脈硬化など、全身の病気のリスクを高めることがわかっています。タバコは抜け毛を促進するといわれるのは、タバコを吸うと含まれるニコチンによる影響で、動脈が収縮し血流が悪くなるためです。体内に煙と同時にニコチンを吸収させ、毛細血管が収縮し、体内の血流が滞ります。そのため、頭皮の血行が悪くなると、髪に栄養を送る毛乳頭という部分に必要な栄養が行き渡らなくなり、髪の成長が遅れます。また、タバコには大量のビタミンCを消費する作用があります。ビタミンCは肌のハリやツヤなど髪や頭皮を健康に保つために様々な役割を果たす重要な栄養素です。ビタミンCは、髪を太く丈夫なものにしたり、抜け毛対策に重要な亜鉛の吸収を高めたり、抜け毛を増やす活性酵素を除く作用があります。

禁煙すると発毛はするのか?

薄毛対策を行うにあたって、まずは頭皮環境を整えることから始めなければなりません。頭皮環境を整える方法として、生活習慣を改善することが有効であるとされています。特に、禁煙したりアルコールを控えたりすることも効果的です。禁煙することにより「肺がん」「心筋梗塞」「動脈硬化」などのさまざまな病気のリスクを回避することができます。禁煙は、薄毛対策に有効ですが、喫煙している方が必ずしも薄毛になるということはありません。禁煙したから必ず改善するということもありません。喫煙による薄毛になる可能性が低くなるということです。しかし、喫煙している方にとっては、突然タバコを辞めることは、なかなか難しいものです。タバコを吸うことによってストレスを軽減している方は、タバコを辞めることでイライラが増してしまう可能性があります。イライラがストレスになり、発毛を阻害する原因にもなりかねません。ストレスが蓄積されると、身体機能のあらゆるところに影響が出ます。血流や内臓機能など様々なところに悪影響をもたらします。血流が悪化すると、頭皮全体に必要な栄養素(タンパク質、ミネラル、必須アミノ酸など)を行き渡らせることができないため、発毛が妨げられる原因になってしまいます。ストレス溜めない程度に、少しずつでも良いので、喫煙する習慣を減らしてみてはどうでしょうか?

フィナステリドとタバコについて

AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)と言われています。このDHTは、男性ホルモンの一種であるテストステロンと毛根部分にある5α還元酵素が毛乳頭細胞の中で結合することで生成され、脱毛を促します。フィナステリドは、5α還元酵素の働きを抑制するためDHTの生成を阻害し、AGAの進行を抑制する効果があります。タバコは、吸い続けると血液中の悪玉コレステロールが増加するので、悪玉コレステロールを減少させるために体内ではタウリンが作られます。このタウリンが作られる際、必須アミノ酸のメチオニンが使われます。メチオニンは、髪の毛を構成するアミノ酸の中で最も重要な栄養素といわれています。喫煙による悪玉コレステロールの増加はメチオニンを消費させるので、薄毛に繋がります。では、「喫煙をしていてもフィナステリドの効果を得ることはできるのか」ですが、フィナステリド含有薬のプロペシアは喫煙している方でも、効果を得ることができます。しかし、フィナステリドの効果を最大限に発揮したいのであれば、禁煙したほうが良いでしょう。禁煙できない方でも喫煙の頻度を減らすことにより、フィナステリドの効果を最大限発揮とまではいきませんが、効果を実感しやすくなります。

つまり・・・

タバコは「百害あって一利なし」と呼ばれるほどの有害物質と化学物質を煙と共に体内へ吸い込みます。吸い込んだ有害物質を分解するために様々な栄養素を消費してしまいます。ニコチンには血管を収縮させる効果もあるために薄毛が促進してしまいます。禁煙によるストレスも考えられますので、突然の禁煙するよりかは徐々に減らしていくことを意識してください。AGA治療薬を十分に発揮させる為にもタバコは控えるのが賢明な選択と言えます。