プロペシアの効果を徹底解明!

フィナステリド「ファイザー」処方

2016.10.08

フィナステリド「ファイザー」とは

フィナステリド「ファイザー」とはファイザー株式会社が製造したプロペシアのジェネリック薬品です。フィナステリドを主成分としたプロペシアは元々、米メルク社が前立腺肥大症や前立腺癌に対しての治療薬として開発した治療薬品でしたが、研究を進めていくうちに薄毛・AGA(男性型脱毛症)に対しても効果があると分かり、AGAの治療薬としてフィナステリド成分は認可されました。

現在では米メルク社のプロペシアの特許が切れ、2015年2月19日に男性型脱毛症治療薬としてフィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」の商品名にて厚労省から製造販売承認を取得しました。先発品であるプロペシアと同様、錠剤の表に製造販売元の刻印があります。また、裏面には「SU0.2」、「SU 1」と刻印が入っています。錠剤の色調は0.2mgが赤橙色・1mgがうすい赤色と含有量によって色調が微妙に異なります。

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※ファイザーフォープロフェッショナルホームページよりフィナステリド「ファイザー」1mg

フィナステリド「ファイザー」の服用効果

基本的なことは先発品のプロペシアと全く同じです。AGAは様々な原因により太く、コシのある髪が育つ前に細く幼弱な毛として抜けてしまうことによって薄毛となります。髪にはヘアサイクルがあり、成長期、退行期、休止期を2~5年くらいのサイクルで髪が育っては抜けるサイクルを繰り返しています。ヘアサイクルが乱れる原因としては男性ホルモンの1つジヒドロテストステロンの影響が考えられています。 この男性ホルモンを抑える働きがあるのがフィナステリド成分です。

AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)は自然に存在するのではなく、男性ホルモンテストステロンと5αリダクターゼという酵素が反応して生成されます。この酵素を選択的に結合防止することでDHTを生成させなくするのがフィナステリド成分です。 テストステロン自体に脱毛作用はなく、テストステロンには男性特有の体つきや男らしさに関わるホルモンで睾丸に主に存在します。

フィナステリドは5α還元酵素阻害剤に分類されるように、5α還元酵素の働きを抑制する薬剤です。AGAの原因の一つであるDHTを作ってしまう5α還元酵素の働きを阻害することで、DHTの産生を抑制します。するとヘアサイクルを乱していたDHTが少なくなるため、通常のヘアサイクルへと戻していきます。このフィナステリド成分の効果は国内でも評価されており、今ではAGA治療の基本の1つとなっています。AGA治療において、日本皮膚科学会よりAGAの治療法のガイドラインが制定されています。その中で最高ランクである「強く行うよう勧められる」Aランクにランク付けされているのがこのフィナステリド成分です。

フィナステリド「ファイザー」の服用方法

AGAに対して高い効果を持つフィナステリド成分ですがしっかりとした効果を得る、また安全に服用するためには用法・用量を正しく順守して服用する事が大切です。プロペシア同様ファイザー社のフィナステリドも一度に大量に服用したからと言ってその分効果が高まるという事ではありません。海外で処方されているプロスカーというフィナステリド5mg錠の方が効果が高いと考える方がいますがフィナステリド1mg錠と5mg錠では薄毛治療効果はあまり変わらないことが調査結果にて分かっています。むしろ重篤な副作用が出る可能性がありますので1日の極量の1mgを守って服用してください。またフィナステリドは服用してすぐAGA改善効果を得ることができる治療薬ではありません。薄毛治療効果が発現するまでは早い方で3ヶ月、通常では6ヶ月が必要です。

服用のタイミングとしては食事の影響は特に受けないので食前・食後などは気に死す必要はありません。ただ血中の薬剤の濃度を一定化すると、より効果を発揮できると考えられますので1日のうち服用する時間を決めるのがいいでしょう。飲み忘れた場合も次の日に1mg錠を2錠服用するなどせず必ず「1日1mgまで」を厳守してください。服用の際は水などで、空腹時は少し多めの水分で服用しましょう。またどんなお薬にも言える事ですがアルコールでの服用は避けてください。

フィナステリド「ファイザー」の副作用

ファイザー社のフィスナステリドもプロペシアと同様の副作用が挙げられます。性欲減退や勃起障害、肝機能への障害、精子減少などがあります。臨床試験の調査結果によると性欲減退が8%、勃起機能の低下3%、精子減少1%以下となっています。副作用が発生する確率は非常に低いことがわかります。しかし確率が低いとはいえ、誰にでも副作用が起こる恐れはありますので、十分に注意する必要があります。頭痛や腹痛、下痢や眠気といった医薬品によく見られる副作用の他に、胃部不快感や頻尿といった消化器系の副作用もあります。あまりに強い副作用が現れる・気になる症状がある場合などは必ず専門の医師に相談してください。

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