プロペシアの効果を徹底解明!

プロペシアとミノキシジルの効果の違い

2018.05.05

プロペシアとミノキシジルの違いを比較

プロペシアとミノキシジルはAGA治療で有名な薬剤です。この二つはどう違うのでしょうか?

プロペシアとミノキシジルの効果の違いを比較してみました。

224-illustration-hospital

AGAの原因とは?

薄毛・AGAの原因は大きく3つです。

①遺伝の影響

②男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)

③頭皮の血行

①の遺伝は母方の影響が強いと言われています。母方の祖父やおじに薄毛・AGAの人がいたら、本人もなりやすいそうです。

プロペシアのAGA治療

プロペシアは②の男性ホルモンと関係しています。薄毛の原因物質として知られるDHT(ジヒドロテストステロン)です。プロペシアの主成分は「フィナステリド」です。髪の毛にはサイクル(ヘアサイクル)があり、通常6~7年程度で生え変わります。DHTはこのサイクルを1年未満に短くするために薄毛・AGAを引き起こしますが、この原因物質DHTの生成を抑制するのがプロペシアです。

ミノキシジルのAGA治療

プロペシアと違い、ミノキシジルは③の頭皮の血行を改善し、発毛・育毛を促します。ミノキシジルタブレットが最も高いAGA治療効果を持っています。また外用剤のミノキシジルローション「ロゲイン」が有名です。日本では大正製薬から「リアップx5」として販売されていますね。頭皮の血行を良くして、発毛・育毛を促すのがミノキシジルです。

女性の薄毛は血行不良が原因で「びまん性脱毛」といいます。そのため女性には第一選択薬としてミノキシジルが処方されます。

136-illustration-hospital

プロペシアやミノキシジルは発毛・育毛のどちらに効果があるか?

ではプロペシアとミノキシジルの発毛・育毛効果の違いを比較してみましょう。

「発毛」とは髪の毛を生やす力の事です。AGAで抜け落ちた部位に髪の毛を生やすことを言います。また「育毛」とは髪の毛を育たせることです。わかりやすく言うと髪の毛を太くすることを育毛といいます。

AGA治療薬のプロペシアは発毛を得意とし、ミノキシジルは育毛を得意としています。

プロペシアは発毛に効果

プロペシアはDHTを抑制し、ヘアサイクルを整えることで効果を発揮します。そのためどちらかというと、「薄毛をいくらか元の状態に戻す」薬剤です。そのため多くの方には「現状維持~軽度改善」のAGA改善効果が期待できます。DHTが頭皮に反応すると休止期といって発毛を休む頭皮が増えます。休止期の髪の毛に再度信号を与えて、発毛を促すので薄毛・AGAの部位に産毛が生えてきます。

ミノキシジルは育毛に効果

ミノキシジルは頭皮の血行を改善して、発毛・育毛を促します。男性の場合DHTが原因であるため、プロペシアやザガーロ(デュタステリド)を併用することが重要ですが、この2剤は育毛はそこまで得意でありませんので、効果は産毛どまりで、そこからしっかり太い毛にするにはミノキシジルの内服・外用が必須になります。

最強のAGA治療薬であるミノキシジルは高い発毛・育毛効果が期待できます。

プロペシアやミノキシジルは部位別にはどう効果を発揮するか?

頭皮の状態によっても違い、個人差もありますが、一般的にプロペシアはM字はげなど生え際の薄毛・AGAに治療効果を発揮しやすく、ミノキシジルは頭頂部に効果を発揮しやすいと言われています。

プロペシアは生え際や前頭部の薄毛・AGAを得意とする

これはプロペシアが抑制するDHTのレセプターが生え際~前頭部にかけて多く存在するからです。実はDHTのレセプターは生え際に最も多く、頭頂部にかけて減っていきます。また側頭部、後頭部にはレセプターが存在しません。そのため側頭部や後頭部がAGAになることはありません。生え際のAGAにはプロペシアやデュタステリド(ザガーロ)が有効である可能性が高いと言えます。

ミノキシジルは頭頂部の薄毛・AGAを得意とする

頭皮の血行が最も不良な部位、それは「頭頂部」です。前頭部から段々と血行が悪くなっていき、頭頂部が最も血行がわるくなります。そのため前頭部や頭頂部の薄毛にはミノキシジルが有効といえます。

薄毛の女性を街や電車内で見かけたりしたことがあると思いますが、女性の薄毛の場合、髪の毛の分け目に沿って頭頂部まで薄くなります。逆に生え際に薄い女性を見たことはほとんどないと思います。女性の薄毛であるびまん性脱毛は血行の問題です。このように血行が悪いと前頭部から頭頂部に薄毛が生じますがミノキシジルはこれらに有効です。

382-illustration-hospital

プロペシアとミノキシジルの併用

このようにプロペシア(フィナステリド)、ミノキシジルは作用機序が違い、発毛効果も発毛・育毛の得意な部位も違います。

AGAは多角的な治療がいいと言われています。プロペシアを1mg、2mgと増量してもAGA改善効果はあまり変わらないことが分かっています。プロペシアだけ、ミノキシジルだけよりもプロペシアとミノキシジルの両者を用いて治療をすることをおすすめいたします。併用することでプロペシアとミノキシジル、お互いの長所、弱点を補え、しっかりとした発毛・育毛が期待できますね。またAGA治療は継続が大事です。飲み忘れなく、毎日しっかり服用しましょう。

 

 

 

ページの上部に戻る
Copyright © propecia All Right Reserved
固定バナー