プロペシアの効果を徹底解明!

フィナステリド「サワイ」処方

2016.11.30

フィナステリド「サワイ」とは

フィナステリド「サワイ」は、沢井製薬より販売されているAGA治療薬「プロペシア」のジェネリックです。そもそも「フィナステリド」とはプロペシアの有効成分の名前で、その後にメーカー名が付くのがジェネリック製品として一般的です。プロペシアのジェネリックは現在さまざまなメーカーから販売されており、フィナステリド「ファイザー」、フィナステリド「トーワ」、フィナステリド「クラシエ」といった商品名で発売されています。

フィナステリド「サワイ」の錠剤はプロペシア同様にうすいピンク色の錠剤で、0.2mg、1mgの2種類が、2016年3月17日に発売されています。前述の通り、フィナステリドはさまざまなメーカーから販売されており、沢井製薬もこの競争に加わることでさらなる価格競争が起こることが期待されています。実際に、プロペシアが発売された当初は、プロペシア(成分名:フィナステリド)1mg28錠1か月分で¥7,500という価格が一般的でしたが、現在プロペシアジェネリックは同じ用量で大体¥4,000程度ですので、ほぼ半額近くまで値下がりしていることになります。

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フィナステリドとは

フィナステリドはもともとは前立腺肥大症に適応のある薬として開発されたもので、アメリカでは「プロスカー」という名前でフィナステリドを5mg含有した物が販売されていました。その後AGA(男性型脱毛症)にも効果的であることが分かり、フィナステリド1mgを含有したプロペシアが開発されました。

AGA(男性型脱毛症)とは成人男性にみられる髪が薄くなる症状で、主に悪玉の男性ホルモンによって引き起こされることが分かっています。AGAの人工は1200万人以上にのぼるといわれており、その割合は成人男性の約3人に1人となります。

AGAは、髪の毛がはえてから抜けるまでの「ヘアサイクル」を短くしてしまいます。ヘアサイクルとは、休止期、成長期、退行期を順に繰り返すことで、髪の生え変わりが進むサイクルを指します。抜けるのを待つだけとなった状態の数ヶ月間の「休止期」を経て、「成長期」は下から生えてくる髪の毛に押し上げられる形で新しい髪の毛が生え4~6年の期間、太く長く成長を続けます。その後の「後退期」という期間で成長が止まる期間が2~3週間とされています。

AGAの方はこの「成長期」にあたる期間が極端に身短くなってしまいます。そのため、短く細い髪の毛が短いスパンで抜けてしまうため薄毛が目立ってしまうのです。

このヘアサイクルの乱れを引き起こしている悪玉の男性ホルモンが「ジヒドロテストステロン」です。これはテストステロンという男性ホルモンが、「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素によって変換されていますことで生まれます。フィナステリドにはこの5αリダクターゼの働きを阻害する働きがあることからジヒドロテストステロンの発生を抑制し、AGAを食い止める効果があるのです。

フィナステリド「サワイ」の服用方法

フィナステリド「サワイ」は、服用後約50分~1時間30分程度で血中濃度が最も高まり、その後ゆっくりと低下していき24時間後にはほぼ消失します。そのため、服用は1日1回1錠を、なるべく決まった時間に服用することが最も効果的です。フィナステリドは他の薬剤同様に肝臓で処理されますので、よくアルコールを飲まれる方は、肝臓への負担を避ける意味でも夜ではなく朝に飲まれるのが良いでしょう。食事の影響は受けませんので、時間を決めていただければどのようなタイミングでも問題はありません。

フィナステリドを服用される方に良く見受けられることとして、効果を実感できずに自身の判断で服用をやめてしまうということがあります。通常フィナステリドの効果の判定には半年~1年程度の期間服用を続ける必要があり、一般的な風邪薬のように1日、2日で効果が実感できるものではありません。服用に関して特に問題がなけければ、少なくとも半年間が服用を続けてください。

また、1日に置きに服用しているという方や、錠数を増やされている方も時々いらっしゃいますが、あくまで効果が認められている服用方法としては、1日1回1錠です。それ以外の服用方法では、十分なAGAの改善効果が得られなかったり、かえって副作用の頻度を上げてしまうだけという可能性もありますので、正しい用法用量を守ってください。

フィナステリド「サワイ」の副作用

フィナステリド「サワイ」は特に副作用頻度が明確となる調査は行っておりません。そのため、先発品である「プロペシア」と同様と考えていただいて問題ありません。

重大な副作用として、頻度不明とはされていますが肝機能障害が上げられます。異常が認められた場合は直ちに服用をやめ、医師とご相談ください。

またその他の副作用として、リビドー(性欲)減退(1.1%)、勃起機能不全(0.7%)が報告されています。いずれもプラセボとの有意な差が認められないことから、重大な副作用とまではいえません。

いずれにせよ、気になる症状が現れた場合は自身で判断せず医師と相談することをお勧めいたします。

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※沢井製薬株式会社ホームページより

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