プロペシアの効果を徹底解明!

プロペシアのジェネリック「フィナロ」 

2018.08.23

「フィナロ」とは

フィナロはインドのグジャラート州アフマダバードに拠点を置いている製薬会社「インタス社(Intas Pharmaceuticals Limited)」が製造・販売するプロペシアのジェネリックです。インタス社はフィナロの他にも、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)のジェネリック「ロニタブ」ミノキシジルの外用薬「モールエフ」、ザガーロやアボルブと同成分の「ベルドライト」などを販売がされており、その他にもがん・腎臓・リウマチ・自己免疫などの研究開発を中心に世界70ヶ国以上で販売実績があります。またインタス社はアメリカやオーストラリアの製薬会社とも提携し、さらに展開拡大に向けて様々な国の企業とともに手を組む方針にあるとのことです。

「フィナロ」の効果

フィナロは「Ⅱ型5α還元酵素阻害薬」に分類されており、AGAの進行を遅らせる効果があります。AGAの原因といわれている男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」このDHTは同じく男性ホルモンの「テストステロン」が5α還元酵素と結び付いたときに生成されます。

髪の毛にはヘアサイクルがという周期があり、通常だと6年から7年程で生え変わります。そのヘアサイクルは「退行期」「成長期」「休止期」の3つに分けられています。AGAが進行している頭皮には通常よりも多くのDHTが生成されており、このDHTは毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結び付くことで成長期の状態である髪の毛を休止期や退行期に移るよう信号を送ってしまいます。そのため6~7年で生え変わるサイクルが狂ってしまい1年未満となってしまい、健康的な髪の毛へと成長する前に抜け落ちてしまいます。これが主なAGAの原因ですが、フィナロはⅡ型還元酵素を阻害することによりDHTの生成を抑制し、AGAの進行を遅らせることができます。

フィナロは服用してから発毛・育毛効果が安定してくるまで約6ヶ月程かかります。1年間毎日服用することで発毛・育毛効果が期待できます。

「フィナロ」の飲み方と服用方法

フィナロは1日1回、食前・食後・時間など関係なく服用できます

フィナロはプロペシアと同じく1日1回1㎎を服用します。フィナロは他の薬剤とは違い食事の影響を受けませんので食事に関係なく服用ができます。ただ、牛乳などの脂肪分が多いものやグレープフルーツジュースなどはフィナロの効果を阻害してしまいますので、服用する際は水やお茶などで飲みましょう。またフィナロは毎日服用することが大切です。飲み忘れが多々ありますとフィナロ本来の効果が期待できなくなりますので飲み忘れにはご注意ください。

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「フィナロ」が効かないときは?

フィナロが効かなかった、フィナロの効果に満足できなかったときは、作用機序の違うミノキシジルタブレット(ミノタブ)やロゲイン・メディカルミノキ5・ミノキシジルローションなどの外用剤を併用するとより発毛効果が期待できます。

「フィナロ」と「ミノキシジル」の併用

ミノキシジルタブレットは日本ではまだ未承認ながらも高い発毛・育毛効果がある錠剤です。DHTの生成を抑制するフィナロとは違い、ミノキシジルタブレットは頭皮の血流を改善させることにより発毛・育毛効果があり作用機序が違うフィナロとミノキシジルの併用はとても効果的です。またミノキシジルはメディカルミノキ5・リアップ・ミノキシジルローションなどの外用剤がありますので、フィナロ+ミノキシジルタブレット+ミノキシジルローションを併用はより高い発毛効果が期待できます。

「フィナロ」の副作用と注意点

フィナロは副作用が少なく、比較的安全に服用することができます。副作用として報告されているものは「性欲減退」「睾丸痛」「ED(勃起不全)」「肝機能障害」などがありますが、発生率は低いので過度に心配する必要はないでしょう。

女性や子供はフィナロに触れてはいけません!

フィナロの主成分であるフィナステリドは、女性の薄毛に対して効果が無いだけではなく、女性が服用することにより危険な副作用を引き起こしてしまう可能性があります。特に妊娠中の方や授乳中の方がフィナロやフィナステリド配合の薬剤を服用し、それが胎児や乳児が男児であった場合に男性器の成長に異常をきたす恐れがあると言われています。なぜかと言いますと、男性器の形成には「DHT」が関係しており、フィナステリドによってDHTの生成が阻害され男性器が正常に発育しない可能性がある為です。また、経皮吸収の程度が不明なことから、女性はフィナステリドが配合された治療薬を触れることも禁止されています。

その他にもフィナステリド配合の薬剤を服用中の方は妊娠や授乳中の女性に輸血される可能性があるため、フィナステリド服用中または服用を中止して一カ月経ってない方の献血はNGとされますのでご注意ください。また、「デュタステリド」も上記の理由により献血できませんのでこちらもご注意ください。

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