プロペシアの効果を徹底解明!

ザガーロとデュタボルブ

2018.08.30

プロペシア専科をご覧の皆さまは、プロペシアやザガーロをご存知の事だと思います。今回はその中で、ザガーロのジェネリックであるデュタボルブをご紹介したいと思います。

デュタボルブとは

デュタボルブとは製薬会社ロイドラボラトリーズ社(Lloyd Laboratories,INC.)が製造するデュタステリドのジェネリック経口剤となります。ロイドラボラトリーズは1989年に設立されたフィリピンのマニラ近郊にある製薬会社です。品質もアメリカ食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)や世界保健機関(WHO)、などの承認を得ているもので、ISO9002にも認定されており、品質と高い技術力が伺えます。余談ですが、日本の製薬会社も、製造拠点は2000年代から日本国内から海外に移設しており、日本の製薬会社のブランド名であっても、海外の製薬会社が下請けで製造している事は良くある事です。

デュタボルブは、デュタステリドの後発医薬品(ジェネリック)になります。錠剤は赤黒く楕円形の形を呈しており、内部にはデュタステリドを0.5mgを配合しています。デュタステリド0.5mgはザガーロやデュプロと同様の内容量で、ザガーロやデュプロからスムーズにAGA治療を切り替え安くなっています。

デュタステリドの効果

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デュタステリドは、プロペシアの成分であるフィナステリドを改良した成分です。元々、フィナステリドもデュタステリドも、前立腺肥大症に開発された経緯があります。その応用としてAGAにも治療効果が認められ、採用された歴史的経緯があります。そこで、デュタステリドが発毛や育毛、そして毛包細胞にどのように作用するのか復習してみましょう。まず、髪の毛が生えて成長し、髪の毛の成長が止まり、やがて抜け落ちて、また新しい髪が生えるという「ヘアサイクル」が髪の毛の一本一本で営まれています。正常な状態のヘアサイクルだとこの期間が4年間から6年間続くのですが、AGAを発症してしまうと、このヘアサイクルが数か月間からから1年間に短くなってしまい、髪の毛が太く成長する前に抜け落ちてしまいます。

AGAの原因

なぜヘアサイクルが早くなって、髪の毛が成長する前に抜け落ちてしまうのでしょうか?それは男性ホルモンに原因があります。男性ホルモンのテストステロンが、頭部周辺に存在する5α還元酵素(リダクターゼ)と結びつき、より強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。このDHTが髪の毛の毛乳頭細胞に接触し、TGF-βという信号を髪の毛に送り込みます。TGF-βとは、細胞がこれ以上成長しないように、死ぬように命令する成分です。TGF-βのせいで、4~6年間すくすくと育つはずだった髪の毛が、数か月間からから1年間という短期間になってしまい、髪の毛も太く育つはずだったのに、細い状態で抜け落ちてしまいます。

そこで、デュタステリドの登場です。デュタステリドは5α還元酵素の男性ホルモンをDHTに変換する鍵の穴を塞いで、DHTを生産させないように邪魔をします。これが、「5αリダクターゼ阻害薬」と呼ばれる所以です。またテストステロンをDHTに変える5α還元酵素にも、1型と2型があります。プロペシアは2型の鍵穴のみ塞ぎますが、デュタステリドは1型2型両方の鍵穴を防ぎ、AGAの効果はプロペシアより高いです。

デュタステリドの使用法

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1日1回、決まった時間に投薬しましょう。時間は自由に決めて頂いても良いのですが、1日忘れてしまうと、それだけAGA治療の効果が薄れていまいます。なので、忘れない時間帯に投薬時間を設定しましょう。

デュタステリドの副作用

有名な話ですが、妊娠中の女性や乳幼児を持つ女性に、デュタステリドを飲んだり触ったりしてはいけません。その理由は、乳幼児の男性器形成が阻害される可能性があるためです。次に、軽い副作用は性機能不全、勃起不全、リビドー減退です。

個人輸入に注意しましょう

ジェネリック製造元が悪い訳ではないのですが、薬を偽造して販売する被害が後を絶ちません。大手製薬会社の調べによると、ネット上に存在する薬剤の実に60%以上が偽薬であるとの調査結果があるようです。特に海外からの個人貿易の場合、個人レベルでは信頼できる取引先を調べるにも限界があります。一番ベストなのは、病院で処方してもらう事です。ユナイテッドクリニックなどの男性専用クリニックの専門医に診察を受ける事もオススメします。また、厚生労働省の通達で個人輸入医薬品は、1ヶ月分の分量しか個人輸入できません。したがって、男性クリニックで診察を受けて処方してもらう方が、買い貯めも出来て在庫を気にせず安心して継続できます。個人輸入で購入した薬品は自己責任の元、ご購入された本人が使用するものであって、ご友人などに譲る事も薬機法(旧 薬事法)で禁止されています。

 

 

 

 

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